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ばね指について

ばね指とは?

指に発症する腱鞘炎の一種です。指を曲げた状態から伸ばそうとすると、バネのように弾かれるような動きが見られます。

ばね指の根本原因は?

指を曲げる動きは、筋肉や腱が収縮することによって行われます。指を曲げるために収縮する筋肉は、指の付け根から指先まで、腱鞘というトンネルの中を通って動いています。
腱鞘は、骨と筋肉をつなぐ腱がスムーズに動くように包んでいる組織です。スポーツやパソコン作業、スマートフォンの長時間使用などで指を使いすぎると、腱鞘と腱が擦れて炎症を引き起こします。
炎症が起こると腫れが生じ、動きが制限されて痛みが発現する場合があります。
さらに、腱鞘が腫れて狭くなると腱の動きが妨げられ、引っかかることで、バネのように弾かれるような動きが起こることがあります。

こんなお悩みはありませんか?

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中年女性で特に親指に痛みがでやすい
指の付け根に硬い部分ができて、押すと痛みがある
指を曲げて伸ばそうとしたとき、突然弾くようなバネに似た動きをする
指を曲げて伸ばそうとしたとき、“かくっ”とした引っ掛かりを感じる
朝方に症状が強く出て、昼間は軽くなる
糖尿病,関節リウマチ,透析患者,日常的に手指を使う人

ばね指の特徴は以上の6つがあります1つでも当てはまるとばね指をわずらう危険性があるのでご相談ください。

ばね指に対する当院の考え

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当院では、ばね指に対する施術を行っており、症状の軽減が期待できます。
局所の安静や消炎鎮痛剤、外用薬の使用、装具による固定などを行っても、一時的な効果しか得られないことがほとんどです。

というのも、ばね指は手指の使いすぎにより筋肉が硬くなり、いわゆる筋肉のねじれにもつながるためです。こうした原因に対して根本的な対応をしなければ、一時的に痛みが軽減しても、再発のリスクが高くなってしまいます。

当院では、痛みとその原因に対して「手の血流の軽減が期待できる施術」というオーダーメイドの方法で対応しております。
なぜ血流を促すことで原因にアプローチできるかというと、筋肉が硬くなることで内部の血管が圧迫され、新鮮な血液(栄養)や老廃物の流れが滞るためです。これは、パンパンに膨らんだホースのような状態をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

その状態で日常生活や仕事、勉強などを行えば、痛みが出やすくなりますので、しっかりと施術を受けていくことをおすすめいたします。

ばね指はなぜ起こるのか?

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ばね指は指の腱鞘炎です。主な原因はオーバーワーク(使いすぎ)とされています。そのため、デスクワークや育児、趣味で手芸などをされている方に多く見られる症状です。詳しくお話しすると、手を使うことで指を曲げる筋肉を酷使し、摩擦によって炎症が起き、痛みが出るとされています。炎症が起こると腱が腫れ、血流が悪くなることで老廃物を体外に排出しにくくなり、痛みが続くため、症状が長引く可能性があるため注意が必要です。

性別では女性に多く見られ、特にホルモンバランスが乱れやすい産前産後や更年期に発症しやすい傾向がありますので、覚えておくとよいでしょう。こまめなセルフストレッチなどを行うことがとても大切です。普段から頑張っている方ほど発症しやすいものですので、過度に不安に思う必要はありません。この内容をご覧になって心当たりがある方は、今から予防対策を始めてみましょう。

ばね指を放っておくとどうなるのか?

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ばね指は放置すると、最終的に手術(観血的施術)が必要になることがあります。また、指を曲げると腱が擦れて痛みが生じるため、動かさなくなり、指の関節自体も固まってしまうことがあります。手術を行って痛みが軽減されても、可動域(指の動き)が悪いままである可能性が高くなります。そのため、指を動かすと引っかかる感じがして痛みを感じる方や、朝に指のこわばりがある方は、早急に対策を取ることが必要です。

日常生活では、細い物を握るのが難しくなり、不便さを感じることがあります。また、指の関節の変形を進行させる原因となる腱鞘炎ですので、痛みがなかった時と同じように戻ることは難しいかもしれません。単なる腱鞘炎だから大丈夫と考えず、異変を感じた場合は接骨院で一度状態を見てもらうことをお勧めします。

患者様には最適な施術と、ご自宅でできるセルフケアの指導をしっかり行いますので、どうぞご安心ください。

ばね指に効果的な当院の施術メニューは?

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ばね指は安静が第一です。安静にするためには、何らかの固定が必要ですので、サポーターを使用すると良いでしょう。痛みがある指を全体的に覆い、指の付け根の関節もサポートしてくれるものが適しています。ある程度の固定力があり、指が動かない方が、腱と腱鞘の摩擦を抑えることができます。第1関節よりも、第2関節を動かさないようにする方が効果が期待できます。

炎症が強く、痛みがひどい場合は、患部を冷やすことが有効です。アイシングをすることで、炎症を軽減し、痛みが和らぎます。アイスノンなどをタオルで巻いて、およそ20~30分ほど冷やし、その後20~30分休んで、再び冷やすサイクルを繰り返してください。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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テーピングを行うことで、患部に負担をかけることなく動かすことができます。
アイシングでは、炎症が起きている際に冷やすことで、炎症症状が抑えられ、患部の痛みが軽減される効果があります。
安静時には、固定やアイシングを行いながら無駄に患部を動かさないことが、施術効果を高めるため、テーピングとアイシングの効果も比較的に高まります。
これらの3つの施術法を受けることで、施術効果が高まり、お仕事でかかる負担を上回る可能性があるため、ぜひ当院にお越しください。期待できます。

ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?

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施術の頻度は、平均的には週3〜4回通っていただくことが目安となります。
週に1〜2回の頻度では、施術効果が遅くなり、お仕事での負担が施術効果を上回ってしまうため、回復までの期間が長くなることがあります。
より高い施術効果を期待したい場合は、毎日通っていただくと、平均よりも施術効果が高まることが期待できます。
当院では21時まで受付をしておりますので、お仕事終わりに来院される患者様も多くいらっしゃいます。
遅い時間でも開いておりますので、ぜひ当院にお越しください。