片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
片側または両側のこめかみや目の奥の辺りに4時間~数日間のドクドク、ズキズキとした拍動性の頭痛がある。
生活に支障が出るくらい動けない、休みたいと感じるほどの重い頭痛があり、体を動かすと痛みが悪化する。
頭痛に伴って吐き気がしたり、実際に嘔吐してしまったり、下痢をしてしまう。
普段であれば特に気にならないような光や音、においに対して敏感になり、暗くて静かな場所にこもりたくなる。
頭痛の前兆として視界にチカチカ、キラキラした光が広がる。
片頭痛で知っておくべきこと
頭の片側または両側にズキズキと強い痛みが起こる「片頭痛」は、脳の血管が拡張し、脳神経の一つである三叉神経が刺激されることで起こると考えられています。「冷やす」ことで痛みが軽減されることが多いため、痛みを感じた際には、こめかみの脈打つ部分を冷却シートや氷枕などで冷やしてみるとよいです。体を動かすと痛みが助長されるため、光や音などの刺激を避け、安静にして過ごすのが理想です。
また、痛み始めには血管を収縮させる作用があるカフェインを含んだコーヒーなどを摂ることで、痛みが軽減されることがあります。お試しいただくとよいかもしれません。
症状の現れ方は?
片頭痛には、まず前兆症状が現れることがあります。たとえば、目の前がチカチカ・キラキラと光るように感じたり、眩暈を感じたりすることがあります。この症状を「閃輝暗点(せんきあんてん)」といいます。その後、頭痛発作が起こり、およそ5分から60分程度の間続くことが多いです。
頭の片側または両側のこめかみ付近でズキンズキンと脈打つような痛みが繰り返し現れ、吐き気を伴う場合もあります。症状は週に1~2回の頻度で現れることがあり、いったん痛み出すと寝込んでしまったり、仕事が手につかなくなったりと、多くの方が日常生活に支障をきたします。
片頭痛は、様々な刺激によって顔面や頭部の感覚をつかさどる三叉神経が反応し、脳や血管に影響を及ぼすことがあると考えられています。症状がひどい場合には、早めに対応することが大切です。
その他の原因は?
片頭痛がなぜ起こるのか、そのメカニズムは完全には解明されていません。しかし、複数の誘因が引き金となり、顔の周りを通る三叉神経が刺激されることで、痛みを引き起こす物質が分泌されます。その結果、炎症や血管の拡張が生じ、頭痛が発生すると考えられています。
片頭痛の原因としては、体質など遺伝的な要素、ストレス、睡眠不足、飲酒、光、音、においなどの刺激、月経周期、天候など、さまざまな要因が挙げられます。どれが誘因となるかは人それぞれ異なりますが、これらの要因が複数重なることで片頭痛が生じると考えられています。
片頭痛を放置するとどうなる?
そもそも片頭痛とは、脳が過剰に興奮し、感受性が高まっている状態のことです。
慢性的な片頭痛をお持ちの方は、痛みがあることが当たり前となり、放置してしまうこともあるかもしれません。しかし、症状が出ている限り、それは体が不調を訴えているサインといえます。
片頭痛に対して長年、適切な治療を受けずに放置すると、加齢に伴い片頭痛そのものは軽減しても、難治性の浮動性めまいや頭痛、頭重感、耳鳴りなどを発症する可能性があります。「約3割が慢性化して増悪する」といわれており、痛みを放置することで脳が痛みに敏感になり、頭痛の頻度が高まると考えられています。
また、片頭痛は脳梗塞やアルツハイマー病などの認知症リスクとも関連があるというデータも報告されています。
当院の施術方法について
当院での片頭痛に対する施術としては、ドライヘッド矯正や鍼を用いて自律神経を整える施術を行っています。具体的には、「自律神経鍼」や「全調鍼」が効果が期待できる方法です。
【ドライヘッド矯正】
片頭痛の主な原因としては、体質や遺伝的な要素、ストレス、睡眠不足や過度な睡眠、飲酒、光、音、においなどの刺激、月経周期、天候の変化など、さまざまな要因が挙げられます。これらの要因に対し、ドライヘッド矯正では、頭蓋骨のわずかなズレなどによる緊張を和らげることで、片頭痛に伴う不調の軽減が期待できます。
【鍼施術】
また、鍼施術では自律神経を整えることを目的とし、入眠をスムーズにしたり、交感神経と副交感神経の切り替えを促進したりすることで、体全体のバランスを整えます。これらの施術を受けていただくことで、片頭痛の頻度や強さの軽減が期待されます。
お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
改善していく上でのポイント
片頭痛を軽減するポイントとして、まずは自分が何を原因として頭痛が起こっているのかを特定することが重要です。
誘発される主な要因としては、体質や遺伝的な要素、ストレス、睡眠不足や過度な睡眠、飲酒、光、音、においなどの刺激、月経周期、天候など、さまざまなものが挙げられます。これらの中から自分に当てはまるものを見つけ、適切に対応していくことで、症状の軽減が期待できます。
ただし、症状が軽減されたからといってすぐに対策をやめてしまうのではなく、継続して実践することが大切です。これにより再発を防ぐことにもつながります。また、誤った知識をもとに対応するのではなく、正しい知識を活用することが重要です。