顎関節症


顎関節症とは?
顎が痛い、口が開かない、顎を動かすと音がするなどの三つの症状が、代表的な症状です。また、食べ物が噛みにくい、大きな食べ物が食べにくいなど、日常生活に影響が出ることもあります。
顎関節症の根本原因は?
顎関節症の原因は、さまざまな要因によって引き起こされます。上顎と下顎の大きさのバランスが悪く、噛み合わせが悪いといった遺伝的な骨格が原因の場合もありますが、日常生活での癖が原因となっている場合もあります。
頬杖をつく、歯ぎしり、食いしばり、うつぶせ寝、猫背、硬いものを食べる、噛み癖など、顎に負担がかかるような癖は顎関節症の原因となる可能性があります。日々の積み重ねによって顎への負担が限界を超えた際に、顎関節症を発症することがあります。
もちろん個人差はありますが、男性よりも女性の方が顎関節症になりやすく、特に女性ホルモンが不安定になりやすい20歳前後や40~50代頃に多く見られる傾向があります。
こんなお悩みはありませんか?
顎関節症は女性に多く、歯ぎしり(ブラキシズム) と深い関係があるので注意が必要です。
症状は大きく6個ほどあります。
顎が動かしにくくなり、食べ物が噛みにくくなる
顎を動かすと痛みを感じる
顎を動かすと“カックン”というような変な音がする
口が大きく開かなくなる
口を上下左右に動かしにくくなる
顎が外れることがある
などがあり、1つでも当てはまる方は顎関節症の危険性がありますので、当院スタッフにお申し付けください。
顎関節症に対する当院の考え
当院では、顎関節症の症状を湿布や薬に頼らずに軽減することができます。また、オーダーメイドのドライヘッド矯正を行うことで、より効果を実感しやすくなります。
例えば、デスクワークをされている方は、背中や首の筋膜が硬くなりやすく、それが顎関節症に影響している場合が多いです。さらに、筋膜には痛みを感じるセンサーが筋肉の約10倍あると言われており、筋膜が硬くなることで体の痛みを感じやすくなる特徴があります。
そのため、顎関節症の施術は顎だけにアプローチするのではなく、痛みの原因となっている筋膜の硬さを見つけ、施術を行うことが大切です。
顎関節症はなぜ起こるのか?
顎関節症とは、顎関節に何らかの症状が現れる状態の総称を指します。カクンカクンと音が鳴る状態に至る原因には、さまざまなものがあります。歯のかみ合わせの異常、精神的緊張やストレスによる顎関節への負担、歯ぎしり、食いしばり、頬杖、うつぶせ寝、噛み癖など、日常生活の癖が原因として挙げられます。
最も多いとされているのは、関節円板(かんせつえんばん)障害です。これは、先ほど述べた音が鳴る症状で、関節円板というクッションが前に押し出されることで発生します。ただし、痛みを伴わない場合が多く、経過観察とされることがほとんどです。
しかし、症状が進行すると、口の開閉が制限されたり、咀嚼時に痛みが出たりと日常生活に大きな支障をきたす可能性がありますので注意が必要です。手術が必要になるケースは非常に少ないですが、原因が分からずに悩んでいる方は3人に1人とされています。
顎関節症は、多因子性の疾患のため、1つだけが原因となっているわけではありません。発症には複数の原因が絡み合っているため、気になる方は早めの対策が必要です。
顎関節症を放っておくとどうなるのか?
顎関節症を放置すると、顎の局部的な炎症にとどまらず、進行して全身に影響を及ぼす可能性があります。顎のずれや噛み合わせが悪化すると、顔面骨格の歪みにつながる恐れがあります。その結果、首の歪みや仙骨の歪みなど、全身症状に進行する可能性があります。
顎関節は小さな関節ですが、軽視することはできません。放置すると、慢性腰痛や肩こり、膝の変形など、症状が進行する可能性があるほか、しびれやめまいなどの不調が生じ、気分が落ち込んだり、日常生活に支障をきたす恐れもあります。
忙しくて通院が難しい方は、セルフケアを今のうちから取り入れることをおすすめします。次のポイントに取り組んでみてください。
1. 口を開ける練習をする。
2. 筋肉をほぐす。
3. 頬杖をつかない。
4. うつ伏せで寝ない。
これらは日常生活で実践しやすい方法ですので、まずは一つから始めてみると良いでしょう。
不安を感じている方は、一度専門医や最寄りの接骨院に相談してみることをおすすめします。
顎関節症に効果的な当院の施術メニューは?
筋肉を緩めたり、眠気を誘ったりする施術が多い中、当院の「極上ドライヘッド」は異なります。この施術は短時間で筋肉や筋膜にアプローチし、頭重感や首肩の辛さを軽減することができます。お忙しい方でも、十分に施術を受けることが可能です。
施術時間が長ければ効果が大きいというわけではありません。しっかり筋肉や筋膜にアプローチできるのは、国家資格を持った柔道整復師にしかできません。整体やマッサージ店で受けるよりも、短時間でしっかりと効果を出すことができますので、安心して受けていただけます。
また、当院ではさまざまな施術メニューがあり、組み合わせて施術を行うことで相乗効果が期待できます。
その施術を受けるとどう楽になるの?
自律神経の調整を行い、副交感神経を優位にすることでサーカディアンリズムを整えることができます。これにより、視力のピントが合わせやすくなり、視野が広がることが期待できます。
また、脳疲労やVDT症候群からくるストレス、不定愁訴などの現代病の緩和が期待できます。筋膜を刺激して頭部の血行を良くし、疲労の元となる乳酸や老廃物を流れやすくします。さらに、脳脊髄液の巡りをスムーズにすることも可能です。
脳疲労とは、大脳新皮質、大脳辺縁系、間脳がストレスによって影響を受け、自律神経系にも影響を与える状態です。これらの症状は、極上ドライヘッド矯正を受けることで軽減が期待できます。
一回の施術でも睡眠の質の向上や首肩の可動域の変化を実感される方が多いです。さらに、継続して施術を受けることで自律神経が整い、日常の睡眠の質の向上や筋肉の安定した柔らかさ、頭痛や不眠の軽減が期待できます。
日常の質が向上することで、幸福度の変化を実感することができるかもしれません。また、忘れ物が少なくなったり、判断力の向上が期待できるため、お悩みの多い方は一度受けて、この楽さをぜひ実感してください。
顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は?
通院は約3週間間隔で、通常は施術開始から3か月程度でほぼ症状は軽快します。まれではありますが、顎関節症が軽減した後に噛み合わせの不調(顎の位置が変わって上下の歯がうまくかみ合わなくなる)が起こることがあります。
顎関節症の施術では、まず診査・診断、マウスピースの製作・装着までに3回程度の通院が必要となります。その後はマウスピースの装着を継続していただきながら、4〜5回程度の調整を行っていきます。
施術期間中にマウスピースが壊れたり、穴があいたりした場合は、できるだけ早くご連絡ください。